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健康お役立ち情報:耳より健康情報気になる "むくみ"

むくみとは?

むくみは浮腫(ふしゅ)ともいわれ、体の余分な水分が皮下に溜まっている状態をいいます。

夕方になると、ふくらはぎがパンパンに張ったり、朝起きたときにまぶたが腫れぼったくなったりしていませんか?
このような症状がある場合は、体がむくんでいる可能性があります。

むくみイメージ

むくみの原因

人の体には、血管やリンパ管が隅々まで張り巡らされています。このリンパ管は、水分や老廃物を受け渡し、回収する機能があります。ところが、このリンパ管の働きが悪くなると、余分な水分(間質液)が足の細胞と細胞の間に溜まって一時的に増えてしまいます。この状態が足のむくみと呼ばれるものです。足のむくみが夕方頃によく起こるのは、夜になるとだんだんと重力でこの余分な水分が足のほうに溜まっていくからです。朝、顔がむくむのは重力で水が全身に均等に分配されるからです。

むくみは大きく分けると、一時的なものと病気などが原因となっているものの2種類あります。一時的なものは、立ち仕事やデスクワークなど、1日中同じ姿勢を続けることによって多く起こります。これは体の同じ部分ばかりを使うことで筋肉疲労が起こりやすくなり、長時間同じ姿勢でいることにより、血行不良になってしまうためです。病気などが原因となり、むくみが症状として現れることも意外と多くあります。また、体全体がむくむ、長時間むくみがとれないなどの症状は、腎臓や心臓の機能低下などの可能性もあるので、医師に相談してみましょう。

むくみの解消法

  1. 塩分の摂りすぎに注意しましょう。
    塩分を摂りすぎると余分な間質液が増え、むくみが進行します。インスタント食品や加工食品は控えましょう。
  2. 適度な運動をしましょう。
    運動不足は新陳代謝を低下させます。そのため、血行が悪くなり、リンパの働きも悪くなります。簡単なことからでも運動するよう心がけましょう。また、同じ姿勢を長く続ける場合は、時々姿勢を変えたり、軽くストレッチなどして、筋肉の緊張をほぐしましょう。
  3. お風呂にゆっくりつかりましょう。
    血流を促し、リンパの流れがスムーズになります。足湯でも、むくみ、足の疲れの解消に効果的です。

同じ部分に負担がかかりすぎてしまうとむくみが生じやすいということは、
ストレスや疲労の現れかもしれません。
むくみ解消には、休息をとってリラックスすることも大切です。
忙しい毎日のなかで、ストレスを解消して内面からもむくみをケアしていきましょう!