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健康お役立ち情報:健康生活のススメ:健康のためのアドバイス高血圧症

常に血圧を意識した生活態度を

定期的な自己測定が有効

高血圧特有の症状は無く、自分ではなかなか気づきにくいもの。だからこそ、家庭での自己測定が重要です。毎日決まった時間に測ることで自分の血圧の傾向を知ることができます。常に血圧に意識を向けることにもつながり、高血圧の主因である生活習慣改善に有効です。

高血圧はなぜ怖い?

死に直結する危険も

高血圧は動脈硬化を促進します。血液が流れにくくなるとさらに血圧が上がり、心臓や血管に負担をかけ、重度の合併症を引き起こしてしまいます。それらの中には、死に直結する危険な病気もあります。血圧を下げることは、つまり自分の生命を守ることにつながるといえるでしょう。

高血圧が招く合併症

高血圧性脳症、脳出血、クモ膜下出血、脳梗塞、脳血栓、脳塞栓
心臓 高血圧性心臓病、狭心症、心筋梗塞
腎臓 腎不全、腎硬化
その他 眼底網膜出血、細小動脈硬化

血圧を自己管理

普段の生活習慣で血圧を正常値に

減塩と共にカリウムを含む食品を摂る

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豆類、イモ類や野菜に多く含まれるカリウムには、摂り過ぎた塩分を体外に排出してくれる働きがあります。塩分の摂り過ぎに注意することはもちろん、納豆や豆類、サトイモやジャガイモ、ほうれん草、バナナなど、カリウムを豊富に含む食品を積極的に食べましょう。

太り過ぎに要注意!!

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肥満で高血圧の人が、減量したら血圧も同時に下がったというような話を聞いたことがありませんか?そうです。肥満は高血圧にダイレクトに結び付くことの多い要因。減量するだけで血圧が正常値に戻ることも多いのです。

積極的に身体を動かす

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適度な運動は、心臓や肺をきたえ、血管を丈夫にして血圧を下げる効果があります。運動の時間がとれない人も多いと思いますが、早足通勤などは誰でもできることです。また、便秘になるとおなかの中の圧力が高まるため血圧を一過性に上げますが、適度な運動は便秘予防にも効果があります。

お酒、タバコはできるだけ控える

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お酒の飲み過ぎやタバコは、高血圧をすすめます。また直接、心臓病やガンの誘因にもなりますので、できるだけひかえましょう。理想的にはタバコは禁煙しましょう。

ストレスをためない

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ストレスも高血圧にはたいへん良くない因子です。仕事をしている以上、ストレスはつきものですが、できるだけイライラ、くよくよしないよう心掛けましょう。趣味でストレスを発散させる方法なども考えるべきです。

温度差にも注意

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季節の変わり目は風邪をひきやすかったりしますが、この温度差は血圧に影響を与えます。特に冬のトイレや脱衣場には要注意。急激な血圧の変化をもたらします。入浴もぬるめのお湯にゆっくりつかるのがベストです。