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健康お役立ち情報:健康生活のススメ:健康のためのアドバイス脂質異常症

脂質異常症ってなに?

定期検診を受けて自己管理しましょう

血液中にコレステロールや中性脂肪などの脂質が多い状態をいいます。脂質異常症は、動脈硬化を促進させ、さまざまな生活習慣病の要因となりますので、定期検診を受けて自己管理しましょう。

高脂血症

コレステロール

脂肪膜をつくる脂肪(脂質)の一種です。身体を維持するために欠かせない物質ですが、多いと心筋梗塞等になりやすくなります。

<コレステロールの種類>

LDL(悪玉)コレステロール

血管に蓄積し、動脈硬化を促進する。
増えると狭心症、心筋梗塞の原因となる。

HDL(善玉)コレステロール

血中の余分なコレステロールを取り込み
肝臓へ運ぶ。動脈硬化を防ぐ。

<高コレステロールの原因>
運動不足、動物性脂肪の摂り過ぎ、植物繊維の不足、肥満、コレステロールを多く含む食品の摂り過ぎ、ストレス

中性脂肪

生命維持のために重要なエネルギーですが、食事が過剰になったり、運動不足になると体内に蓄積し、肥満の原因となります。

<高中性脂肪の原因>
糖分の摂り過ぎ、アルコール、脂肪の摂り過ぎ、運動不足

脂質異常症になりやすい生活習慣 7つのチェック

該当項目が多い方は、日常生活に注意しましょう。

  1. 普段ほとんど運動をしていない
  2. 魚より肉をよく食べる
  3. 甘いものを良く食べる
  4. 野菜・豆類はほとんど食べない
  5. 卵類をよく食べる
  6. 太っている
  7. アルコールを良く飲む

脂質異常症対策は生活改善から

脂質異常症を予防する日常生活

食生活に注意しよう

1日3回規則的に。早食い、偏食はやめる
夕食は就寝3時間前に
栄養のバランスを心がける

標準体重を維持しよう

適度な運動を心がけよう
ウォーキング(早足で歩行)は、運動しながら会話できる程度で、息切れしないことがコツ。15分以上は続けましょう。

ストレスを解消しよう

自分のストレス解消法をみつけよう

タバコ、アルコールはひかえよう

タバコは悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす

脂質異常症予防のため注意する食品

■たくさん摂りたい食品

植物繊維
腸内でコレステロールを吸着し、排泄する
野菜類 ごぼう、にんじん、かぼちゃ、にんにく
海藻類 わかめ、こんぶ、ひじき
いも類 さつまいも、こんにゃく、じゃがいも
大豆製品 豆腐、納豆、おから
果物 りんご、キウイフルーツ
きのこ類 しいたけ
たくさん摂りたい食品
青背魚……血液がたまりにくくなる
イワシ、サンマ、サバ、アジ

適度に摂りたい食品

一部の植物性脂肪……コレステロールを減らす
オリーブ油、なたね油、シソ油

ひかえたい食品

卵類
コレステロールを多く含む
卵黄、マヨネーズ、カズノコ、ウニ、タラコ
動物性脂肪
コレステロールを上げる
バター、ラード、豚肉や牛肉の脂身、ベーコン、レバー、生クリーム
砂糖(糖質)、アルコール
中性脂肪を上げる
お菓子、ケーキ、清涼飲料水、ビール・ワイン

※アルコールは適度は良いが、飲みすぎると中性脂肪が増える