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健康お役立ち情報:耳より健康情報インフルエンザを予防しましょう!

インフルエンザとは?

インフルエンザウイルスによる感染症で、突然発症し、38℃を超える発熱、咳、咽頭痛、鼻汁などの上気道症状、関節痛、全身倦怠感などが現れます。通常は3~7日症状が続いた後、治癒にむかいますが、高齢者や小児がかかると重症化する場合もあり注意が必要です。

インフルエンザイメージ

インフルエンザにかからないようにするためには?

1.流行前にインフルエンザワクチンを接種しましょう。

個人差はありますが、接種から効果が現れるまで通常2週間程度かかり、約5カ月間その効果が持続するとされています。遅くとも12月初旬までには接種を行いましょう。予防接種をしておけば、たとえ発症しても軽症で早く回復できる可能性があります。免疫がきちんと獲得できるよう、体調の良い日を選んで接種に行きましょう。

2.うがいや手洗いをしましょう。

咳やくしゃみなどで飛散したウイルスは、数時間は空気中を浮遊したり、取っ手や机の表面に付着しています。帰宅時や食事前には忘れずにうがいや手洗いをしましょう。爪や指の間、手首もしっかり洗い、清潔なタオルで水分を拭き取りましょう。

3.室内の湿度を50~60%に保ちましょう。

空気が乾燥すると、のどや鼻の粘膜の防御機能が低下します。また、インフルエンザウイルスは乾燥、低温を好みます。冬の室温は20~25℃に保ち、加湿器の使用や濡れたタオルを部屋に干すなどして、乾燥を防ぎましょう。

4.バランスの良い食事と十分な休養をとりましょう。

日ごろから良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルを摂取し、十分に睡眠をとり免疫力を高めましょう。

5.疲れ気味、寝不足など体調不良の時は、人混みや繁華街への外出を避けましょう。外出するときはマスクを着用しましょう。

マスクは鼻や頬に隙間が出来ないようにぴったり覆えるものを使用しましょう。不織布マスクはウイルスの通過を防ぐことは出来ませんが、飛沫を防御します。また、マスクにより口腔内の温度・湿度を保ちウイルスを活動させにくくする効果もあります。

インフルエンザに罹ったらどうすればよいですか?

  1. 早めに医療機関を受診しましょう。
    (ただし、インフルエンザ診断のための迅速キットは発症早期では偽陰性となる場合があります。)
  2. 水分を十分に補給しましょう。
  3. 学校や職場は休み、安静にし十分な栄養、休養をとりましょう。

インフルエンザを人にうつさないためには?

他人にうつさないために、マスクを着用しましょう。咳やくしゃみの際は、手で口元を抑えるのは間違いです。手に付着したウイルスがドアノブなどを介し、他人に感染する恐れがあります。ティッシュ等で口と鼻を押さえ、他人からできるだけ離れ、顔をそむけて行いましょう。鼻汁や痰の付着したティッシュはビニール袋などに入れ、袋の口を結んで捨てましょう。

社会人が職場に復帰する目安は特に決められていませんが、感染者がウイルスを排出する期間は、発症前日から発症後3~7日程度といわれています(個人差あり)。
経過とともにウイルスの排出量は少なくなりますが、解熱後2日までは自宅で安静にしましょう。
(学校ではこの期間は出席停止になります。)