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健診案内:がん検診を受けましょう肺がん

肺がん検診について

イラスト:がんの出来やすい場所問診・胸部エックス線撮影・喀痰細胞診検査で検診を行います。

エックス線撮影は、正面から1枚撮影しますので肺門部や心臓など重なる部分では、異常を見つけにくい場合があります。エックス線写真は専門の医師によって診断し、異常が見つかった場合は、過去に撮影した写真と比較し、判定しています。
また、喀痰細胞診検査では起床時に痰を採取したものを、臨床細胞学会の資格認定に合格したサイトスクリーナー(細胞診を専門に行う技術者)が判定します。

せきや微熱が1カ月以上続く方や、長期間胸の痛みがある方、痰に血が混じっている方等は、検診の結果にかかわらずすみやかに最寄りの検診期間や医療機関で受診するようにしてください。

喫煙と肺がん

肺がんには、極めて奥の方(肺野型)から発生するがんと、入口(肺門型)から発生するがんがあります。
その中で、肺門型のがんは、ほとんど喫煙者のみに発生し、喀痰細胞診で痰の中にがん細胞が見つかることが多いといわれています。

しかしながら、肺野型のがんについては、あまり喫煙とは関係が無く、早い時期には、自覚症状が出ることは少なく、X線写真で比較的小さな時期から発見できますので、早期発見のためにも40歳以上の方は毎年検診するようにしましょう。