健診案内:がん検診を受けましょう胃がん
胃がん検診について
胃部エックス線撮影は、バリウムと空気を飲み、胃を膨らませ胃の様々な角度から概ね7枚撮影し、専門の医師により診断しています。
胃がん検診を受けることによって、胃がんによる死亡の危険は50〜60%減少させるといわれ有効性も十分証明されています。また早期発見すればほぼ完全に治り、その後再発もほとんどありませんので、毎年1回は検診を受けましょう。
一次検査で「要精検」となったら、必ず医療機関で精密検査を受けてください。 精密検査の内視鏡検査は、以前の胃カメラに比べて断然飲みやすくなっています。心配したり、怖がったりせず、精密検査を受けるようにしましょう。
胃がん検診(バリウム飲用)前の注意事項
胃がん検診のメリット・デメリットは・・・
- メリット
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- 胃がんは、早期発見、早期治療によってほとんどが治癒する病気です。
- 自覚症状がない健康であると思っている方が対象であるため、早期がんを発見できます。
- ポリープや潰瘍など、がん以外の病気も見つけることができます。
- 検診を受けることにより、安心感が得られます。
- デメリット
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- がん検診ですべてのがんが発見できるわけではありません。がんの場所や種類によって見つけづらい場合があります。
- バリウム検査で、アレルギーや便秘をおこす場合があります。
※充分な問診と検査後の注意を守って下さい。 - 直接人体に影響が出ない程度の被曝があります。
検診前の注意事項
検診を受診できない方
- 寝返り等、技師の指示に従って動くことが出来ない方。また、自力で立っていられない方
- 病後、術後等体調の悪い方、胃腸の調子の悪い方など。
- 胃または、十二指腸の切除術を受けた方
- 腎臓病などで、水分制限を受けている方、または透析をしている方
- 過去一年以内に心臓の発作や脳梗塞等の脳血管疾患を発症された方
- バリウムアレルギーの方
- 妊娠またはその可能性がある方
- 当日、食事・水分等を摂取した方
診前に主治医に相談が必要な方
- 今までに虫垂炎、帝王切開等お腹の手術をしたことのある方や、腸閉塞をおこしたことがある方
※お腹の手術後、初めてバリウム検査を受ける方
※術後、お腹が張ったり、痛みのある方、また便秘がちの方
※腸閉塞を起こしたことのある方 - 高血圧、糖尿病など定期的な内服や注射治療をしている方
※検診は飲食の制限があるため、服薬時間がズレたり、朝食を抜くことで体調を崩される方がいます。検診を受ける際の服用方法や、飲食制限時の注意事項等を主治医に確認のうえ受診してください。